こんにちは。あるいはこんばんは。くろわッさんです。
今年の6月に自宅の通信回線速度が改善したことをブログに書きました。
理由は二重ルーターになっていたのを直したことで速度改善したのですが、今回新たな問題に気づきました。
それは、
「テレワークでVPNで会社のネットワークにアクセスするときだけ通信速度が遅い」
という問題です。
今回はVPN接続で通信速度が遅かったことをきっかけに確認したことをご紹介します。
同じ境遇の方の参考になればと思います。
結末だけを知りたい方はもくじから「結論〜」まで飛んでください。
我が家の通信環境と現在の通信問題について
まずは我が家の通信環境と問題について記載したいと思います。
我が家の通信環境について
我が家の通信環境は以下です。
・回線:ドコモ光
・プロバイダ:ぷらら
・光回線終端装置:PR-S300SE
・Wi-Fiルーター:buffalo WXR-1900DHP3
問題がある通信機器
我が家で何らが通信で問題がある機器は3台です。ただ(3)のVPN接続の会社PC以外は通信の問題というより各機器の問題なのでは?と思っています。
(1)SHARPのAndroid TV
AQUOS 4Kで機種名は4T-C50AN1。Wi-Fiルーターは2メートルも離れてないのにちょくちょく通信切断、再接続できない頻度も高い。
(2)Nintendo Switch
スプラトゥーン2の通信対戦でよく通信切断がおき遊べないとむすこから不満の声がありました。Wi-Fiルーターをbuffaloに変えたタイミングからなのでルーターのせい呼ばわりをされる。まもなく発売の3も不安。
(3)会社のノートPCの要VPN接続
会社のイントラネットのアクセスだけが異常に遅い。テレワークが増えて気づく。半年くらい前は気にならなかったが今は実測で1Mbpsも出ない。
何が悪いのか考察してみました。
上項(3)の会社PCのVPNだけは通信は切断されるのではなく通信速度が遅いという違いがありました。
そこで接続できた上で遅い理由を考えてみました。
考察① ギガ使いすぎによる通信制限
仕事はテレビ会議や社内ネットワークへのダウンロード・アップロードが多く1日で20GB以上データ通信することもあります。
光回線もモバイル通信と同じく大きく負荷がかかる場合は利用者全体の公平性維持のために通信制限をかけることがあるようです。信憑性はわかりませんがプロバイダ別で通信制限データ量をまとめているサイトもあります。
しかしテレワークが増えた世の中で果たして1日20GBのデータ通信が制限対象なるのか?VPN接続した機器だけ制限ができるのか?は気になります。
考察② 光回線終端装置の寿命
家全体に通信異常が出たときはWi-Fiルーターと光回線終端装置を再起動すると通信は復帰します(会社PCの速度遅延とSwitchとAndroid TVの通信切断はかわりませんが…)
今まで1年に1回もなかった通信異常ですがここ2〜3ヶ月は数回発生しています。あえてWi-Fiルーターはそのままで光回線終端装置だけの再起動で直ることがあるので怪しんでいます。
光回線終端装置のPR-S300SEはドコモ光の前から利用しているので10年近く利用しています。仕事、動画、ゲーム、音楽、スマホの通信を家族が同時並行で行っているので壊れてもおかしくないのではと思います。
仮説③ 会社PCとVPNの調整不足
今回は事前にヘルプデスクに確認をしてること、同僚のテレワーク環境で起きてないことから会社PCとVPNの調整不足は疑っていません。
そうでなければVPNの帯域逼迫やパケット通信調整状況を社内ヘルプデスクに相談するのも手段のひとつだと思います。
ドコモ光とぷららに問い合わせをしてみました。
今回は
✓光回線終端装置に不具合がおきていないか(ドコモ光)
✓通信制限がかけられていないか(ぷらら)
の問い合わせをしました。
ドコモ光への問い合わせ(修理か交換になるようです)
ドコモ光の問い合わせ先は、docomoサイトのサポートページに掲載されています。
私は今回LINE窓口のオペレーターに事情を説明、光回線終端装置のランプの状態の写真を送信しました。
✓光回線終端装置の再起動で直らないなら故障の可能性があるので交換含めた修理の手続きをしましょう
ということで案内されるままに故障修理予約サイトに登録しました。
修理担当者が訪問の場合は改善有無にかかわらず訪問費用で8250円、光ケーブル交換の場合は3300円かかるそうです。
交換判断の場合は希望制で代替の光回線終端装置の自主交換が可能な人は無償交換にできるそうです。
ヨメに費用相談もしてないので費用がかからないにこしたことはないので希望にしました。自主交換と判断していただきたいところですね。。
翌日までに修理担当から連絡がなければ交換対応になるというメールを貰いドコモ光からは連絡待ちとなりました。
ぷららへの問い合わせ(契約異常がなければ通信制限はない?)
ぷららも私はLINEから相談をしました。
ぷららはアップロードが1日15GB以上で制限がかかるとか、アップロードやP2Pと明記せず1日15GB以上で制限がかかると記載しているサイトがあるので通信量やVPNで速度制限がかかるものか気になっていました。
ちなみにぷららの公式FAQ「ぷららは帯域制御を行っていますか?」には以下のような記載でデータ量は明言されていません。
ぷららは帯域制御を行っていますか? | ぷららでは、多くのお客さまにインターネットを快適にご利用いただけるよう、ネットワーク設備を増強するなど品質向上に努めていますが、一部のお客さまの通信量が著しく多い場合には、通信経路が混雑し、一時的に他のお客さまの通信速度が低下することがあります。 そのため、ぷららでは、より多くのお客さまが快適に利用できる通信環境を維持するため、2つの取り組みを実施しています。 ①通信経路が混雑した場合、その時点において著しく通信量が多いお客さまから順に、通信速度を一時的に制御する取り組みを実施しております。なお、通信速度制御は、混雑状態が緩和され次第、解除します。 ②帯域を占有し多くのお客さまの通信品質を低下させる恐れのあるアプリケーション(「Winny」 「Share」等のファイル交換ソフト)のご利用に対して、常時弊社バックボーンにおいて、通信速度を制御する取り組みを実施しております。 なお、2つの取り組みともに、通常の一般的なインターネットの利用(例:動画視聴やWebページの閲覧、メール、音楽ファイルのダウンロード等 *1)には影響がでない程度*2の運用を行っています。 *1 「Winny」「Share」等のファイル交換ソフトに対する制御は実施しています。 *2 一時的に大容量の通信をされる場合など、ご利用状況によっては通信速度が一時的に遅くなるなどの影響が出る可能性があります。 |
ぷららのチャットオペレーターに事情を伝え速度制限がかかるのかを質問したところ…
✓ 一般的な使い方前提で、使い過ぎによる通信制限はかからない
✓ 契約異常(料金未払い)による通信制限なら可能性はある
という回答でした。
通信状態の詳しいことは後日ぷららの担当と方からの連絡で確認することになりひとまず終わりました。
ぷららとNTT光サポートセンターから連絡をいただきました。
ドコモ光に連絡をしてから4日目です。翌日に連絡は来なかったので訪問判断ではなく光回線終端装置が送られてくるはずですがまだ送られてきません。
ぷららの担当者から連絡をいただきました(興味深い内容でした)
ぷららの担当者から連絡をいただきました。まず自宅のPCからフレッツ光測定サイトで通信速度を確認しIPv4もIPv6もダウンロードもアップロードも90Mbps以上出ているので通信速度は問題ないという判断だそうです。
通信制限についてあらためて質問してみました。断言はされないものの20GB〜30GBくらい使っても通信制限をかけることはないはずとのことでした。
そのため考えられるのは光回線終端装置の故障の可能性、そしてもうひとつが興味深かったのですがIPv6が影響している可能性があるというものです。
VPNの一部やNintendo SwitchはIPv4の通信を推奨しているのでIPv4だけの通信に設定を変えて確認してみるの不具合切り分けに良いかもしれないとのことでした。
ただ設定を変えると反映まで1時間近く通信ができない、夜間帯もできないということなので、ひとまず光回線終端装置の交換品が送られてくるのを待つことを伝えぷららの方との電話は終了しました。親切な方でした。
NTT光サポートセンターから連絡をいただきました
ぷららと電話が終わってしばらくして電話がかかってきました。
てっきり交換用の光回線終端装置の手配がされるものと思っていましたが、この場合はNTT光サポートセンターから電話で改めて状況確認のうえの交換になるようです。
サポートセンターの方から交換品は新品ではないことや、交換にあたっての諸注意と、交換品は翌日午前中に到着するとご連絡いただき電話は終わりました。
代替品到着前に光回線終端装置が故障しました。
ドコモ光に問い合わせた日から5日目です。
実は昨夜からインターネットに繋がらなくなりました。光回線の障害情報はなく、Wi-Fiの電波は立つので光回線終端装置の故障でしょう。光回線終端装置のランプはちゃんとついてたんですけどね。
あとは代替品がきて交換してどこまで直るかで判断できそうです。
代替の光回線終端装置はPR-400KIでした
到着した代替品はPR-400KIでした。製造年月は2012年7月です。PR-S300SEの製造年月が2011年1月なので性能差はないでしょう。
左がPR-400KI、右がPR-S300SEです。気持ちPR-400KIが大きいです。
フォルムはPR-S300SEとほとんど同じですが前面に再起動ボタン、未撮影ですが裏側にUSBポートが2ポートありました。
交換方法はかんたんでした
マニュアル類がたくさんついてきましたが、利用は「ルーターのお取替え手順」をもとに行いました。
交換は簡単でPR-S300SEと同じように配線・接続すれば良いだけです。
ただしそのあとに悩んだことがありました。光回線終端装置にブラウザからログインしたのですが、
“インターネットプロバイダから送られている書類の情報に従って「接続先ユーザー名」「接続パスワード」を入力する”
ための項目がありませんでした。
しかし、これはどうやらIPv4なら必要な入力で、IPv6に対応したぷららでは入力なく利用できることがわかりました。
結論 VPNが遅かったのは光回線終端装置の故障と判断しました
交換したあと会社PCをVPNで社内ネットワークにアクセスしたところ快適に通信ができることを確認しました。
さらにNintendo Switchのスプラトゥーン2の通信対戦ですが、むすこに聞いたところ、通信が切断されることはなくなったそうです。
Nintendo SwitchはIPv4のはずですが、ぷららはIPv4 over IPv6だからIPv4もオッケーという事なんでしょうかね。
今回の結論は、
ランプが正常でも光回線終端装置を再起動する頻度が上がったら故障の可能性があるので早めに故障窓口に相談する
です。
むすこはスプラトゥーン2ができないとずっと言ってましたし、代替品が届く前に光回線終端装置が壊れ、Wi-Fiが使えないことに気づかずスマホでデータ通信をかなりしていたヨメからも不満を言われました。。
早めに相談しておけばよかったと思いました。
最後までありがとうございました。
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